【0話】居酒屋で出会った女の子が、とんでもない提案をしてきた。

仕事帰り、ふらっと寄った小さな居酒屋。
カウンター席が6つ、テーブル席が3つ。狭いけど妙に落ち着く場所や。

いつも通りビールをちびちび飲んでいたら、入口の引き戸が「ガラガラ〜」と音を立てた。


もこな

「こんばんは〜!」

明るい声と一緒に入ってきたのは、肩までのミディアムヘアをゆるく下ろした女の子。
常連らしく女将さんと挨拶を交わし、俺の二つ隣に座った。


もこな

「あ、ユウジさんですよね?」

ユウジ

「えっ!? なんで俺の名前……?」

いきなり名前を呼ばれて、ビール吹きそうになった。


もこな

「この前、名札の話してたでしょ? 女将さんから聞きました〜」

ユウジ

「あー……そういやあったな。」

いきなりのフランクさに少し驚いたけど、そこから自然と会話が始まった。
仕事の話や趣味の話、共通点もあって妙に盛り上がる。


■ もこなの一言で空気が変わる

もこな

「ユウジさんって、普段どんなお仕事してるんですか?」

ユウジ

「普通の会社員やで。毎日パソコンとにらめっこ。」

もこな

「じゃあネット詳しいんですね?」

ユウジ

「いや、人並み程度やけどな。」

そう答えた瞬間、もこながぐっと身を乗り出してきた。

もこな

「じゃあ聞きますけど──“アフィリエイト”って知ってます?」

ユウジ

「名前くらいは。ネットに広告貼って小遣い稼ぐやつやろ?」

もこな

「そうそう! 私、それちょっと興味あるんですよ〜。レビューとか、面白そうじゃないですか。」


■ 本題、唐突すぎるやろ!

ユウジ

「レビューって……どんなやつ?」

もこな

「例えば、ちょっと人に言いにくいモノとか。」

ユウジ

「……人に言いにくいモノ?」

もこな

「ふふっ。気になるでしょ? 実はね──」

もこな

「アダルトグッズ! レビューしたら絶対ウケると思いません?」

ユウジ

「はぁ!? なんやねん急に!!」

ビールの泡が鼻に入りそうになった。
この子、いきなりアクセル全開やな……。


■ もこなの過去と仲間の存在

もこな

「だって私、そういうの全然抵抗ないですし。正直に書いたら、同じように気になる人の参考になるでしょ?」

ユウジ

「いやいやいや……普通、女の子がそんなこと言わんやろ!」

もこな

「普通が面白いんですか?(ニヤリ)」

……返す言葉が見つからん。


もこな

「ちなみに私ね、昔ちょっと特殊な接客のバイトしてたことあるんです。」

ユウジ

「えっ……それって、まさか……?」

もこな

「まぁまぁ〜想像にお任せします♪」

サラッと言うな……。
その自由さに呆れつつ、どこか引き込まれてる自分がいた。


もこな

「それにね、私の友達に“ひよりん”って子がいて。めっちゃ真面目なんですけど、私の無茶ぶりにいつもツッコミ入れてくるんです。ユウジさんも一緒にやったら絶対面白いと思う!」

ユウジ

「……勝手に巻き込むなや。」

もこな

「えへへ。もう巻き込まれてますよ〜。」


■ そして、決定的な一言

閉店間際、会計を済ませて外に出ると、夜風がひんやり心地よかった。
もこなが隣を歩きながら、急に足を止める。

もこな

「じゃあ決まりですね。アダルトグッズのアフィリエイト、始めましょう!」

ユウジ

「いや決まってへんけど!?」

もこな

「もう決まってますって。ユウジさん、絶対ハマりますよ。」

その笑顔は、無邪気さと企みが入り混じった不思議な光。
たぶんこの時から、俺は“もこな”に振り回される運命やったんやと思う。


◆ まとめと次へ

こうして始まったのが、ユウジと“もこな”、そして後に加わる“ひよりん”のちょっと変わった関係。

でも、ここからの記事をもっと面白く読むために──
まずは俺たち3人のことをちょっと覗いてみてほしい。

笑えるクセや意外な一面、ちょっと真面目な顔まで。
プロフィールを見れば、この先の物語が何倍も楽しめるはずや。

\ ぼたんだよ /

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